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エレベーター用語集

「ストランド」strand

ワイヤーロープを構成する小綱で、多数の細い素線をより合わせたもの。 通常同一の直径又は異なる直径の7〜数10本の素線を、単層又は多層により合わせて造られる。 ワイヤーロープは、一般にこれらのストランドを、3〜9本より合わせたものである。 ストランドには素線の配置やより方により多くの種類があるが、エレベーターに用いられるものは、シール形、ウオーリントン形、フイラー形等である。 ストランドに特殊加工を施したものに異形線ストランドがある。 これは、ダイス加工等により表面を平滑にしたもので、これをよって作られたロープは、異形線ストランドロープと称し、耐摩耗性、耐疲労性に優れている。 このロープは、JIS規格にはないが、建築基準法第38条の規定に基づいてエレベーターの主索に使用することが認められている。 　ワイヤロープ